ERFSオープン

本日より厚生労働省管轄の入国者健康確認センターが運営しているシステム、ERFS(エルフス)がようやくオープンしました。

外国人受け入れに関わる様々な企業や団体が一斉にログインIDの申請および入国予定者の申請を行ったことと思われます。

ERFSの登録に際し、申請の手順が以下のように示されていました。

 

ERFS手順

 

流れとして、

➀受入責任者(企業等)がオンライン上で、入国者フォローアップシステム(ERFS)へ申請

②ERFSより受入責任者に対し、「受付済証」の交付

③受入責任者は、入国する外国人に対し、「受付済証」を交付

④入国する外国人は、受け取った「受付済証」を査証発給時に在外公館へ、入国時に検疫所へ提示

⑤水際制度担当省庁がスマートフォンアプリ(MySOS)を通じて健康診断・待機状況を確認

 

今はまだ受付済証の事前登録期間中のため、すぐには発給されないことが予想されますが、発給されたらすぐに送出機関に送付することとなります。

 

入国再開までもう少し!!

入国再開に向けて

岸田首相は2022年2月17日、新型コロナウイルスの水際対策を3月から緩和すると表明しました。現時点で弊組合が把握している状況は以下の通りとなります。

 

外国人の新規入国を観光を除いて順次認め、入国者総数の上限をオミクロン株の対策をとる前の5,000人に戻すとのことです。

 

在留認定証明書を発行されていながら足止めされている外国人は40万人(うち、技能実習生は12万9千人ほど)に積み上がり、「開国」にはなお遠いというのが現状。

 

40万人が入国するには5,000人の枠をフルに使えたとしても単純計算で80日かかるため、この上限が続くと待機者全員の入国は半年を超える長期戦になるのは必至かと思われます。

 

ただ、良い情報もあり、どの監理団体も思っていたことであろう受入企業の業諸官庁へ多くの書類と情報が必要な審査済証の申請が煩雑という批判の声が多く上がり、今回は行動計画の提出をなくすとのことです。

 

窓口も各業諸官庁ではなく、厚生労働省に一本化し、エルフスと呼ばれる国のサイトに統一し、申請の仕方を指南する専用コールセンターも早期に立ち上げるとのことです。

 

エルフスのID取得には1~2日かかる見通し。ID取得後、入国者の氏名や生年月日、旅券番号、連絡先など基礎的な情報を登録するとのことです。登録後は即座にオンラインで「受付済証」が受け取れるようになるのはありがたいです。

 

ちなみにエルフスでの申請受付は3月1日の緩和前に申請できるようにするとのことです。

 

以前の審査済証の申請では在留資格認定証明書の発行年月日で優先順位を設けていましたが、今回の受付済証の申請ではそれも撤廃されるようです。

 

そのため、各社・団体がエルフスのサイト解禁と同時に申請が殺到することも容易に予想出来ますので、弊組合としても万全の準備のもと申請していく所存です。